印刷と製本の基本

出版したい原稿や作品が手元にある。
でも、それをどうやって書籍化すればいいのかわからない。

そんな人はたくさんいると思います。

そのまま臆してしまい、せっかくの作品を世に出さずに置いてしまう……少し、もったいない気がします。
印刷と製本の基本的な部分を理解しておけば、そうした恐れはいくらか解消されますし、自分の本を出版するということが、少し現実味を帯びてくるのではないでしょうか。原稿を「本」に返信させる、印刷と製本の基本を見てみましょう。

組版という作業で、原稿をページの中でどのように配置するかを決めていきます。そして「面つけ」という行程に入ります。書籍の印刷は、一ページごとに行うのではなく、大きな一枚の紙面に、複数のページ(32ページ、16ページ、8ページの8の倍数が一般的)を印刷し、これを折り曲げていくことで、書籍の体裁に落とし込んでいきます。

面つけで複数ページが配置された「刷版」を作ります。刷版は、面つけのデータをアルミなどの板に転写し、実際の印刷の際に紙面に押し当てて印字・転写を行うための、ハンコのようなものです。

刷版は面つけを転写しておしまい、ではなく、「刷版の校正」という行程も存在します。刷版において、「白焼き校正」「色校正」といった複数のチェック、そして刷り位置に問題がないかといったところを全てチェックした上で、完成するものです。

出来上がった刷版を、印刷機にセットし、各ページとなる紙面に転写していきます。この時点では、大きな紙面に複数ページが印刷された面つけの状態なので、印刷された紙を折りたたみ、順序通りにページが流れるように加工します。この、折りたたまれる前の、印刷された面つけを、「刷本」と呼びます。

刷本を折りたたみ、書籍の装丁に合わせて形作り、成形するのが「製本」と呼ばれる行程です。

決して簡単な行程ではありませんが、このような複雑なプロセスを代行してもらえるのだ、というところで少し、先が見えるのではないでしょうか。