電子書籍の歴史

電子書籍の歴史は意外にも長く、始まりは数十年も昔に遡ります。日本初のデジタル書籍は辞書でした。1985年に刊行された辞書がそれで、当時はインターネット環境が普及しておらず、CD-ROMとして発売されました。それでも大量の文字データがCD一枚に記録されているのは斬新で、将来の辞書は全て紙からCDになるのではないかと予想されたくらいです。その流れを受けて、某企業が書籍データの記録されたCDの専用リーダーを開発して注目されましたが、一過性の現象に終わりました。

大きく流れが変わったのは、やはりインターネットが広まってからのことです。90年代後半がその時期に当たり、パソコンを使ってインターネット上で電子書籍を購入したり閲覧したりすることができるようになりました。書籍の種類も活字にとどまらず、コミック等も販売され始め、2000年代にはフィーチャーフォンで閲覧することも一般的になりました。「携帯で書籍を楽しむ」文化が急速に広まったのは、高速通信の技術進歩、加えてパケット定額料金制が後押ししたからでした。

同じ頃、米国ではオンライン書店大手の会社が独自の電子書籍コンテンツとタブレット型のリーダーを開発し、薄くて広い画面で手軽に読書する習慣が広まり始めました。この流れの先で活況を呈しているのが、現在のスマートフォン、タブレットを介した電子書籍文化です。電子書籍サービスはますます多様化しており、主流のファイル形式であるPDFとebookも進化し続けています。またこれらのファイルを駆動するプログラムもFLASH一辺倒だった時代とは大きく異なり、マルチデバイスに対応したり、HTML5が機能したりするようになっています。

 

 

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