オンデマンド印刷

自費出版に関心を抱いたことのある人なら、出版代行サービスについてご存知のはずです。自費出版を助けてくれる業者が提供しているサービスで、そのサービスは主にオンデマンド印刷を利用していることで知られています。オンデマンド印刷とは自費出版の要と言える印刷術で、レーザープリンター、インクジェットプリンターの大型版だと理解すれば、およその機能が分かるはずです。つまり、書籍のデータを印刷機に入力すれば、製本まで簡単に仕上げることが出来るのです。一部の作成の工程がシンプルということは、試し印刷が何度でも可能であることを意味します。工程が複雑な従来の印刷法では、一回の印刷で多部数刷らない限り、コストを下げることが出来なかったのです。
 受注の都度、製本に必要な部数だけ印刷すればよいわけですから、売れ残り(在庫)を抱える心配が全くありません。オンデマンド方式の心配される点は、完成までの日数ですが、そちらも全く問題ありません。某インターネット書店の場合、受注から24時間以内に製本化してくれます。こうした印刷の実態を踏まえると、自費出版に当たり、自らデータをレイアウトしさえすれば、数万円で製本化できると分かります。つまり、コストがネックになることはないのです。
 とはいえ、オンデマンド印刷にも欠点は存在します。一部当たりのコストを比較すれば割高ですし、印字クオリティもオフセットに匹敵するレベルには達していません。見る人が見なければ分からない差ではありますが、真の本好きにとっては重要な差とも言えます。ただほとんどの読者にとっては欠点らしい欠点とも感じられないので、商業出版においても、実はオンデマンド印刷に頼ることがあります。例えば、ベストセラーの長期販売や、新刊の緊急増刷等がそれに当たります。

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