原稿は完全にまとまってから

自費で本を出版しようとする場合、依頼する業者へは完全な状態の原稿を渡すことが、前提条件です。いくら、出版社に煽られたからと言って、不完全な原稿を渡してしまい、後でもめた場合責任は渡した方にあります。追加料金を請求されても、反論できなくなってしまいますので、十分気をつけましょう。原稿を渡す、ということは、受け取った方としては完全な状態の原稿をもらったことに等しいからです。まさか、まだ未完成ということは、受け取る側ではわかりません。ここで言う完全な状態とは、写真など文字以外のものがあれば、当然それも含めていることを言います。ただし、いくら完全な状態で、といっても、あまりに厳格に解釈すると「そんなこと、とてもできない相談です!」と言われかねませんので、付け加えておきます。まえがき、あとがきなどは、後でも構いません。コアとなる部分、例えば目次・体系(部・章・説など)がしっかり確定されていれば良いのです。費用面についても、一言。不完全な状態の原稿を渡してしまうと、依頼された業者にしてみれば、うってつけの“追加料金請求”の理由付けにできるからです。できるだけ、費用は押さえたいと考えている自費出版の場合、自分で自分の首を絞めるに等しい行為でしかありません。たとえ、担当者に口頭でその旨伝えたとしても、あとで“そこまで不完全だったとは、知りませんでした”と言われてしまえば同じことです。特に、専門書、趣味関連の本では、専門の方に事前に内容校閲を依頼する場合が一般的です。後で大幅な組版改変作業が出てしまった場合、費用面もさることながら、受けとった側の立場で考えても、いかに大変な作業を強いることになるか考えたら、わかって頂けるかと思います。

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