完成原稿は批判者の目で見直そう

本を出したいと思うとき、できることなら“読みやすい”文章にしたい、と誰もが願うことかもしれません。そこで、読みやすい文章にするコツを、いくつかご紹介したいと思います。まず、書き上げた文章を、内容面で“俯瞰する”(さらに言えば、批判的に)ような視点で見直してみること。案外、自分では気づかないうちに、個性が文章に反映されてしまい、読み手にとってわかりずらい文章になっているかもしれません。合わせて、文章の書き方という面で見直すことも大事です。例えば、長い文章は改行する、逆に短文節が繰り返されている場合は改行をやめて繋いでみる、重複文節や不要な接続詞・形容詞は削除する、助詞の取り換え、などが考えられます。次に、名作を真似た“うまい文書”を書こうと意識するのではなく、自分の個性を発揮した文体を心掛けること。あるいは、読み手を意識した文章を心掛けることで、結果的に読みやすい文書となる場合もあります。そして、最後に、これこそ自分の本領発揮、と思って一気に書き上げた文章は、案外推敲もされず、かえって変に独りよがりな文章となっている場合が多いので要注意です。以上、読みやすい文章にするには、というコツをご紹介しましたが、一番効果的なのは、身近な人に出来上がった原稿を読んでもらう、ということかもしれません。そこで指摘された点は、真摯に受け止めて手直しするなり再考していけば、自ずから読みやすい文章になるのではないでしょうか。時間に余裕があれば、代替え案を考えてみるのもよし。音読してみるのも効果的かもしれません。いずれにしても、読みやすくしたいと思う気持ちは、読み手を想像しながら見直すことで、自然と伝わっていくような文章になっていくのではないでしょうか。

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